8月6日、広島に原爆が投下された日です。
本校ではこの日に合わせて慰霊祭を行い、全校生徒が登校しました。
式典は校内グラウンドの慰霊碑の前で執り行われ、
東広島市の御建神社の神主様により、静かな空気の中で祈りが捧げられました。
生徒は教室で映像を通して式を見守り、
慰霊祭には生徒会のメンバーが参列し、代表として祈りに立ち会いました。
生徒会長は平和への思いを込めた言葉を述べられ、
その真摯な言葉に、多くの生徒が心を動かされたことと思います。
今回の慰霊祭では、事前に生徒たちが折った折り鶴も奉納されました。
一羽一羽に平和の願いを込め、教室から並ぶ様子を想像すると、
胸が熱くなる瞬間がありました。
戦時中、当時の松本工業(現在の本校)では、多くの生徒や教職員が学徒動員中に被爆し、
命を落としました。1945年8月6日、午前8時15分の爆心地から約800メートルの位置で
建物疎開作業に従事していた生徒や教職員も犠牲となり、
その数は生徒54名、教職員2名にのぼります。
爆心地から500メートル以内の被爆率はほぼ全滅とされ、
広島市全体で約14万人の方が命を失いました。
また、原爆投下によって校舎の多くが焼失しましたが、残存する教室の整備により、
10月1日には第二学期の授業を再開することができました。
被爆当時は教職員25名、在校生580名でしたが、
二学期初日に集まることができたのは教職員8名、生徒は約100名にとどまりました。
先人たちの努力と意志の強さに、深い敬意を抱かずにはいられません。
当たり前の毎日が、どれほど尊いものであるか。
学びたいと思っても学べず、学校に行きたくても行けず、
何より生きたくても生きられなかった先人たちの思いを胸に刻むことが、
私たちに与えられた使命だと感じます。
慰霊祭を通して、平和への感謝と命の大切さを改めて見つめ直す、一日となりました。
